家づくりお役立ちブログ

シリーズ企画木と暮らす林材木店の家第3回「木材市場の競り市に参加してきました」

こんにちは、栃木県真岡市、宇都宮市、小山市、下野市などを中心に栃木・茨城エリアで注文住宅を手がけている林材木店です。

材木店として木とともに歩んできた歴史を持ち、木の魅力をいかした家を作り続けている私たちの“国産材への想い”をお伝えするシリーズ企画「木と暮らす林材木店の家」
今回は先日、木材の仕入れのために「競り」に参加してきた木材市場での様子をご紹介します。

シリーズ企画 木と暮らす林材木店の家第1回「木材が生まれる場所を訪ねて」こちらから

林材木店では宇都宮市にある木材市場から木材を仕入れています。一般の人はイベント時以外には訪れる機会のない場所かと思いますが、水産物の市場と同じように、木材問屋や材木店などが参加した「競り市」が行われ、出品された木材を競り落としていく光景が繰り広げられていきます。

「競り市」に出てくる木材はだいたい30品目程度。1品ずつ競りにかけられるたびに参加した買い手たちが値を付け合い、一番高値を付けた業者が競り落とすことになります。
1品といってもたとえば柱でしたら40本ほどで一つの単位になっていますので、仕入れる量としてはなかなかのボリュームです。

今回は柱を仕入れる目的で参加していましたので、事前に出品されている柱を品定めして“あたり”をつけておいた品が競りにかけられると入札に参加することに。希望通りの価格で落札できるかどうか、勝負の瞬間です。

業者の多くはスギ材を目当てに競りに参加するのですが、林材木店が仕入れるのはヒノキ材。競争相手が少ない分、2、3回競り合う中で予定通りの価格でヒノキ材を競り落とすことができました。

林材木店がどうしてヒノキ材にこだわるのか。そのお話はまたの機会にご紹介させていただきます。